商店街(小売市場)の活性化って、どういう意味?

そもそも商店街・小売市場の「活性化」とは?どういう事でどういう意味なんでしょう?


松岡さんは、この「活性化」という言葉を自ら使うことは殆んどしません。
何か抵抗感があるからです。

 

しかし相手に物事を伝える際に「活性化」という言葉を使った方が短く済むケースも数々あるわけでして…。

商店街(小売市場)の活性化とは何ぞやという質問に対して、松岡さん的な答えというか考えを述べておきます。

 

色んな方々が、このことについて意見を述べていらっしゃいます。
松岡さんは特に皆さまの意見を押しのけて自分の主張を通す目的で述べるわけではありません。
松岡さんが、これから神戸市商店街連合会&小売市場連合会の商店街・市場「応援隊」をはじめとする一連の店舗応援活動の基本的立ち位置を一人でも多くの人にご理解いただければ…との思いで述べるに過ぎません。
誤解の無いようにお願いしますね。

 

さて、商店街の「活性化」。
そもそも商店街が「活性」している状態とはどのようなものなんでしょう?

 

松岡さんは、こう考えています。

 

商店街(小売市場)が「活性」しているというのは、

 

「商店街が街にとって必要不可欠な存在である状態」です。

 

商店街(小売市場)が、街に貢献できることを実践出来ている状態と言い換えても良いと思っています。

 

なので、商店街(小売市場)の活性化というのは、

 

「商店街(小売市場)が街にとって必要不可欠な存在になるための取り組み」

 

と捉えています。


『はぁ?「街にとって必要不可欠な存在」ってどういうことやねん?』

 

かつて商店街 (小売市場)は「街に必要な商品・サービスの提供」をすることが街への貢献でした。
街に住み暮らす人々にとって、商店街(小売市場)は必要不可欠な存在でした。


しかし現在、品揃えにおいてはスーパーマーケットやショッピングモールに、便利さや気軽さではコンビニエンスストアに、それぞれ主要な席を取って代わられました。
更にネット通販も充実しています。人々は商店街に出かけることなく必要な商品を、場合によっては安い価格で購入することが出来るわけです。


もう商店街(小売市場)が街にとって必要不可欠な存在であるには、商品・サービスの提供だけでは不十分な時代になっています。

 

なので、商店街(小売市場)の活性化へ向けた取り組みの基本方針は、


「必要な商品・サービスの提供」に更なる創意工夫を加えつつ、自分達が具現化出来る『街への「新たな貢献」』を探す。


このことではないか?と思っています。


肝心なことは、商店街(小売市場)の皆さま方が、提供する商品やサービスに更なる創意工夫を加えていきながら…という点です。

 

消費行動の時代的な変化や街のニーズに対応した商品やサービスを考えて具現化することは、一朝一夕では上手くいく訳が無く試行錯誤の繰り返しです。


街への貢献、街が商店街(小売市場)に必要としているものを見つけるために…

 

商店街(小売市場)の活性化へ向けた第一歩は、今一度自分達の『街』と真摯に向き合うところからだと信じております。